@article{oai:matsumoto-u.repo.nii.ac.jp:00001347, author = {岡﨑, 滋樹}, journal = {教育総合研究, Research and Studies in Education}, month = {Nov}, note = {application/pdf, 本稿では、台湾拓殖株式会社の海南島事業を例に、牛疫が戦時期の軍部と国策会社を中心とした資源獲得に如何なる影響を与えたのかを検証する。1941年8月から海南島南部で拡大した牛疫は、台拓が抱えていた組織の問題、つまり「人災」という側面も看過できなかった。現場社員の内部告発によって明らかになる状況記録からは、軍部と台湾総督府および台拓の間で構築されていた特殊な関係性、不都合な事実の隠蔽、そして拡大防止過程や新防疫計画策定過程から垣間見える政治的意向など、組織ぐるみの諸問題が判明する。牛疫に翻弄される台拓の事業経営には、本来優先されるべき科学や技術が政治の力に抹殺されるという、会社組織の失敗の本質があった。}, pages = {47--62}, title = {「牛疫」から見た戦時期中国占領地政策の実態 : 台湾拓殖株式会社の海南島事業を中心に}, volume = {5}, year = {2021} }