@article{oai:matsumoto-u.repo.nii.ac.jp:00001070, author = {澤柿, 教淳}, journal = {松本大学研究紀要, The Journal of Matsumoto University}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本論では、小学校生活科の学びに潜む素朴概念や誤概念をdiSessa(1983, 1988)のp-prims(phenomenological primitives)として捉え、その存在を検討するとともに、児童のもつp-primsを生かした生活科の授業過程をラーニング・プログレッションズ(Learning Progressions: LPs)の視座から検証した。最近注目されている学習の指標であるLPsは、学習の進展を発達的に捉え、その初期段階から中間点を通して目標段階へと継続的に評価するものである。その結果、p-primsの存在については、①場面ごとの文脈で個別対応し断片的であること、②単純で直観的な要素知識であることの2観点から、生活科の学びの中にもp-primsに相当するものが存在する可能性が確認できた。また、生活科の45分間の話し合いの授業において、児童の学びの様相はLPsの「発達のスタート」、「発達の中間点」、「発達のゴール」の構造に位置付くことが確認できた。このことから、LPsは、生活科の学びが深まる授業を計画する上でのプラットホームの一つとなる可能性が示された。今後は、生活科におけるp-primsを生かして学びを深めるLPsのプラットホームを構築するためにサンプリングを増やして検証を進めたい。}, pages = {45--58}, title = {生活科における断片的な知識p-primsとラーニング・プログレッションズの検討 : 学びが深まる45分間の過程に着目して}, volume = {16}, year = {2018} }